希望の場所に希望のデザインや機能を備えたマイホームを建てると、それだけで手いっぱいになってしまいます。建設が終盤になってきて、外構工事はどうしますかと言われて、考えてなかったという方も多いです。さらにそれも込みでメーカーが設計してくれていると思っていた方もいます。建築はまずは自宅がメインなので、その希望を優先することがメーカーの姿勢です。ですから、あえて最初から外構工事のことを重要視していませんし、まずは家のスペースやデザインが優先です。ところがいざ家の外側を工事となると、後回ししてしまうと困ることが多いので注意が必要です。困ることが多いのが駐車スペースや玄関先のプライバシーです。駐車は車の大きさの他に後部座席を含めて荷物の取り出し、人の乗り降りのスペースも必要です。しかし、家のことだけ考えて設計してしまうと、十分な余裕がなくなり、車をぶつけたり移動の動線がタイトになります。また、シェードを作りたくてもスペース的に難しい場合もでてきます。同様に玄関も外構工事で塀やフェンスなどがしっかりと立てられないと、ドアを開けるたびに家の中が丸見えになってしまいます。長く住む家ですから、家と同時に外構工事のことも考えながら進めていくことも大切です。